VaeVictis最新号の発売が遅れたので日本にもいつ届くのかなーっていうブログを昨日書いたばかりですが、届きましたよ、VV178号。ははは。まあ、もしかしてアイラウ戦の日に届くのかな、なんてなこと書いたのももう先月の話だしね。
今号のゲームはアイラウの親衛隊ということで、例によってアイラウ戦のことも全然知らないからヒストリカルノートを読んでみました。でもメインタイトルあたりにLA GARDE DONNE!なんて見出しがついていて、ん?どういうこと?donnerって与えるって意味だよね、といきなり戸惑いました。ヒストリカルノートによると、アイラウ戦までは親衛隊が投入されたのはマレンゴとアウステルリッツだけで、Bulletin de la Grande Armée(大陸軍広報って訳せばいいんですかね)は通常、La Garde n'a pas donné.という文言で終わっていたそうです。この文言、「親衛隊は投入されなかった」とか「親衛隊は動かなかった」とかいう意味になると思うんですけど、定訳あるんですかね。でもほんと、donnerにそういう使い方があるって知らなかったので勉強になりました。まあそれはともかく、ヒストリカルノートのLA GARDE DONNE!(親衛隊、動く!)ってのは大陸軍広報の常套句を踏まえての言葉なんでしょうね。
話がずれちゃったけど、ヒストリカルノートには結構名セリフが紹介されていて、ナポレオンのいるアイラウ村にロシア軍の激しい砲撃が降りかかってきたときに親衛隊騎兵を率いるLous LepicがHaut les têtes, la mitraille, c'est pas de la merde!(頭を上げろ、砲弾だ、糞じゃないぞ!)と檄を飛ばしたとか。この言葉、普通はなんて訳されているんですかね。ちなみに今号のゲーム「La Garde veille!」の2つのシナリオのうち一つは、Lepicによる親衛隊騎兵の突撃を扱っています。
ほかには、仏軍が苦境に立った時に親衛隊が反撃するんですけど、その際に擲弾兵を率いていたDorsenneが言ったセリフ、Halte au feu grenadiers, et l'arme au bras, la Vieille Garde ne se bat qu'à la baïonnette!(射撃をやめよ、擲弾兵たちよ、そして武器を構えよ。老親衛隊は銃剣でのみ戦うのだ!)とか。うーん、いいですなー。しかし毎回思うんですけど、通常は日本語にどう訳されているのかな。知識の無さをいつも痛感します。
ええと、なんかヒストリカルノート紹介みたいになってしまいましたが、VV178号の付録「La Garde veille!」は2つのシナリオ両方とも4ターンしかなく、ユニット数もかなり少ないのでサクサク遊べるんじゃないと思います。しかしこのタイトル、最初は「La Garde vieille!」(老親衛隊!)って間違って読んじゃったよ。たぶん狙ってるよね。違う?まあ自分、仏語はよくわからないんですけど。
悪天候を反映して砲撃の効果が薄れていたり、ちょっとした特別ルールはありますが「La Garde Avance!」やほかのJours de Gloireシリーズをやったことがあればすぐにプレイできるんじゃないかと。老親衛隊の反撃のシナリオではアイラウ村を防衛していた仏第四軍団の歩兵はユニット化されず、村へクス固有の防御値、みたいな処理になっていて、「La Garde Avance!」同様に親衛隊の攻撃に集中できるようにデザインされている印象。
また、アイラウの教会は仏軍の野戦病院になっていたそうで、ゲームでは負傷兵ユニットなんてのがあったり、仏軍医のLarreyがユニットになっていてロシア軍の手に落ちるとVPが発生するとか(なので仏軍は必死に守らないといけないんでしょうね)、ちょっとしたフレイバー付けがしてあります。あと、JdGシリーズではゲーム終了時に敗走したり壊滅しているユニットは敵の得点になるんですけど、鷲のマークがついている親衛隊ユニットのVPが高いこと高いこと。ロシア軍にも擲弾兵マークがついているユニットが一部あって、通常ユニットより高VPにはなっているんですけど、仏軍は損害を抑えつついかに戦うかがポイントになってくるのかなあ。
ということで時間を見つけて早くプレイしてみようと思います。ミニミニゲームだしね、気軽にやってみようかな。まあその前にもっとアイラウ戦について勉強しないと。
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