●第3ターン
このターンも共和国軍は南(マップ下方)への攻撃を続ける。兵力的に優勢な序盤の状況に乗じて多くの地点で攻撃をかけたいのだが、このゲームの戦闘結果表は攻撃側にかなり不利で、5:1でも2分の1の確率で攻撃側に損害が出る。この点についてはデザイナーズノートで説明があり、実際の戦いでは攻撃側が甚大な損害を出していたそうだ。攻撃側の損害が多くても防御側にダメージを与えられるといいのだが、2:1~5:1の各コラムで、防御側1へクス退却のみ、という結果が3分の1の確率で出る。しかもこの戦闘結果の場合、森林など防御に有利な地形で守っている場合、防御側は死守を試みることが可能で3分の1の確率でその場に留まることができる(ただし標準部隊が死守すると損害が生じる場合もある)。このような戦闘結果表を考慮して、共和国軍はなるべく兵力を集中し、戦車や航空・砲兵の支援も活用して、マップ下端の限られた地点で高比率の攻撃を仕掛けていった。結果、反乱軍は東西に分断されることとなった。
そして前ターンで敵を包囲攻撃した左翼(マップ右方)中央方面。ここの河川を越えたところには引き分けの条件となる黄色の山頂へクスMosquitoがある。一部消耗しながらもスタックして山頂を守る反乱軍に対し、共和国軍は第11師団と第34師団の計6ユニットが強襲。反乱軍も砲兵と航空支援、それに精鋭ボーナスを使って必死に防御し、結果は両軍ステップロス。共和国軍は大兵力を投入しながらも山頂占領とはならなかった。
このゲームの特徴の一つに、両軍の指揮能力を表すコマンド・ポイント(CP)がある。今回のMosquito山攻撃のように複数の師団が共同で攻撃する際には、CPを消費しないといけない。また、戦闘時に砲兵や航空の支援マーカーを投入する場合、CPを使用しないと、マーカーごとにサイコロを振って実際に戦闘支援ができるかどうか判定する必要がある。失敗する確率は3分の1だ。攻撃側は一つの戦闘に最大3つまで支援マーカーを投入できるのだが、CPを消費しない場合サイの目によってはまったく支援が受けられない、なんてことも生じる。また、使用した航空支援マーカーはターンの最後に整備判定があり、失敗すると2ターン後に復帰となる。共和国軍は2分の1,反乱軍は3分の1の確率で失敗だ。だがCPを消費したマーカーはこの判定を受ける必要がなくなるため、次ターンにも確実に航空支援を得たい場合はCPを使うことになる。このように用途は多様だが、CPは両軍とも各ターン3ポイントしか保有していないため悩ましい。CPをどのタイミングで何に使うかで、プレイヤーの性格が出ると思う。
反乱軍には増援が西方(マップ左)から5ユニット、北東(マップ右上)からも5ユニットが登場するが、共和国軍の激しい攻撃にあっている南方には2ユニットしか現れない。前ターンに決まった共和国軍の目標へクスがどれであるかは不明だが、目標へクスの一つであるマップ下端中央の街Sevilla la Nuevaを守るため、左翼から兵力を抽出、中央部に回す。そして東方(マップ右方)では、共和国軍の攻撃に耐えたが消耗しきったMosquito山の守備隊を増援と交代、さらに山頂周辺の防御を固めた。
ターン最後の航空支援マーカー整備判定では、共和国軍のマーカー1つが判定に失敗。共和国軍の次ターン使用可能な航空・砲兵支援マーカーは5となる。一方、反乱軍には次ターンにも増援で航空支援マーカーを得られるため、これまでの増援と併せると計4となる。ゲーム開始時の共和国軍の圧倒的な航空・砲兵の優勢という状況から、ほぼ互角となった。
つづく











