今年はスペイン内戦ぼっ発から90年。「ランド・アンド・フリーダム」の日本語版も出ることだし、スペイン内戦のゲームが盛り上がってくれるといいな、と思ってるんですけどね。スペイン内戦の共和国軍の攻勢と反乱軍の反攻を扱ったALEA最新号の「Brunete 1937」という作戦級ゲームがあって、先日、某ゲーム会での対戦相手を募ったんだけど、反応がゼロ。やっぱり日本ではスペイン内戦はマイナーなのかな…と意気消沈していたんですが、つい最近Xでこんなポストを見まして。
バルジ大作戦の趣があり、キャンペーンゲームは攻守の転換がはっきりしており劇的な展開になる。双方激しい叩き合いでぎりぎりまで消耗し、頭を悩ます。戦車が無双でないのも時代を表しており興味深い。細則はあるがルールは簡単で作戦に没頭できる
— moushiran (@moushiran1) August 25, 2026
こりゃ面白いです
そうだよね、面白いよねって以前から思っていたんだけど、そんなこと作戦級が不得意な自分が言っても説得力ないなあと気が引けてました…。でもこのポストに勇気づけられて、AARを書いてみることにしましたよ。発売後すぐにプレイして一応AAR用に記録とっていたんだけど、Bruneteのあった7月にブログを、と思っていたら猛暑でモラルチェックに失敗し続けてたんだよね…。
「Brunete 1937」はいわゆるIGOUGOシステムで、戦闘は戦力比。そこに砲兵の支援やらが加わるという、いたってスタンダードな作戦級という感じ。デザイナーは日本語版も出た『九州侵攻: オリンピック作戦』のアントニオ・ロドリゲス氏と言えば、ああ、あのゲームだったらプレイしたことあるっていう人も多いんじゃないかな。1へクスは約1km、1ターンは1日。全14ターンだが、今回は6ターンの共和国軍の攻勢シナリオをやってみた。
初期配置は写真のとおり。なおBruneteに配置されている共和国軍6ユニットは夜間に浸透してきた部隊で、第1ターンは特殊な移動となる(後述)。
共和国軍は紫で囲まれた4つのヘクスを占領したうえで、もう一つ、黄色のヘクスを占領しないといけないのだが、どれが目標になるかは紫の4へクスを占領した後にランダムに決まる。なお、黄色の目標へクスを占領できなくても、紫の4つを維持したうえで、黄色の点線で囲まれた3つの頂点へクスを保持していれば引き分けとなる。パッと見てわかるように、南方(マップ下方)と東方(マップ右方)の端のほうに黄色の目標へクスがあり、引き分けの条件となる黄色の山頂へクスも2つはマップ東方にあるので、共和国軍は右と下にむかってがんがん攻勢をかけていかないといけない。
●第1ターン
まずは第1ターンの特別ルールによる、共和国軍第11師団6ユニットのブルネテへの夜間浸透移動。敵に発見されるかどうかで結構その後の展開が変わるんだけど、無事浸透成功。サイコロを2個振って出た目の合計分を、6ユニットに振り分けて移動させる。なおこれらのユニットは第1ターンの移動はこれ以上できない。
共和国軍は主力が紫のヘクスの一つであるマップ左方のQuijornaを強襲。ここを占領しないと、夜間浸透したBrunete周辺の6ユニットに補給が通じないのだ。戦車、それに砲兵の支援を受けて猛攻、守備隊を追いやる。またその情報、黄色の山頂へクスの1つLos Llanosも包囲攻撃であっさり陥落。、またマップ上方の紫へクスVillanueva del Pardilloでは反乱軍はなけなしの砲兵支援も投入したものの、戦力比は4:1に。だが結果は両軍1ステップロス、さらに共和国軍の戦車は除去され3ターン後に復帰という結果になった。もう一つの紫へクスである中央のVillanueva de la Canadaは包囲にとどめる。補給切れになれば戦力が半減するため、次ターンに屠ればいい。
反乱軍には増援が計5ユニット登場するものの、平地が広がる戦場に薄い戦線を張るのがやっとである。戦力比を有利にする航空・砲兵の支援マーカーも共和国軍は計6個あるのに対し、反乱軍はたったの1。ゲーム初期はどうしても劣勢にならざるを得ない。
つづく









