つい最近、ぴょんさんがC3i38号の「Korea: The Fight Across the 38th」を、DSSSMさんがOCS「KOREA」をプレイしているのを目にして、朝鮮戦争への興味が刺激されたんですけどね、
休日の残り時間、やれる範囲で。やり込めば必勝法なり固定の展開なりが存在する危惧はありますが、現時点で簡易なルールと規模でプレイできる朝鮮戦争キャンペーンゲームとして貴重なアイテム。 #C3i38 #KOREAFA38 pic.twitter.com/SzqmdNFEhU
— ぴょん (@kansaiASL) January 25, 2026
今日は第30ターン(10月1日ターン)終了時まで行きました。
— 松浦 豊(Matsuura Yutaka) (@DSSSM00) February 6, 2026
国連軍は今後も、後方に上陸作戦をやってくるそうです……orz#ウォーゲーム pic.twitter.com/Y3baohhVae
でも自分、朝鮮戦争っていったら思い出すのはこれなんですよね。アホですみません…
これじゃいかん、と読み返したのが『The Coldest Winter』。だいぶ昔に一度読んだんですけど、かなり内容を忘れているので再読とは思えない新鮮さがありました。ペーパーバックで660ページほどあるので、結構分量があったんですけど、やっぱりハルバースタム、読みやすいわー。彼の短編、「A Letter to My Daughter」とか結構好きなんですよね。淡々と抑えた筆致の中に訴えてくるものがあるというか。
この『The Coldest Winter』、America and the Korean Warっていう副題どおり、アメリカを中心に描いています。朝鮮半島での戦況だけでなく、トルーマンとマッカーサーの緊張関係、アメリカの外交や国内の政治面にも結構ページが割かれていました。朝鮮戦争の全体的な軍事的な流れを知りたかったら別の本のほうがいいんじゃないかな。
でも詳述されている戦いもあって、みんな米軍が苦戦に苦戦を重ねたものばかりなんですね。中朝国境に迫った国連軍に対する中国軍の奇襲、それに釜山まで後がない洛東江の戦い、米軍の中国軍への戦い方を変えた1951年2月の戦線中央での両軍の衝突、という3つの戦いは、実際に参加した兵士や将校の言葉が並んでいて読んでいてしんどくなりましたよ。あとはマッカーサーの傲慢さとか、第10軍団を指揮したアーモンドについてはかなり辛辣に書いていましたね。朝鮮半島の戦況に関する情報を握っていたウィロビーが、マッカーサーの望むような情報しか伝えなかったことについては、ウィロビーが何か言った後の周りの将校の反応について、the awful thing was that the claque of colonels would all laugh as if he had said something funny, and you suddenly feared for the intelligence coming into the Tokyo command and headed towards Washington.なんて記者のコメントも載っていましたよ。自分の好きなジョークに、「社長になって何が変わりましたか?」「私のつまらないジョークにみんなが笑うようになったことだ」ってのがあるんですけど、それを思い出しちゃいました。阿諛追従で苦しむのはまじめにやっている現場の人たちなんだよね…。
アメリカ以外のことも描かれていて、中国軍の隠蔽、偽装の巧妙さについては何度か触れられていました。ある戦いの後、thousands and thousands of Chinese emerge from a place where you thought none existed, and only then becoming truly terrified, as if realising finally just how many Chinese had actually surrounded them.とか。中国軍の大きな人的損害ももちろん述べられています。それと彭徳懐についてはその生まれや人格について結構詳しく書かれていました。でもPeng Dehuaiって誰よ?って思ってしまいましたよ。中国人の名前あるある。そういえばThe In Min Gunなんてな言葉も出てきて、あー、人民軍ねって文脈で分かったけど、漢字って偉大ですな。あと、all-Nisei 442nd Regimental Combat Teamってのができたけど、これって二世のことだよね。
ところでマッカーサーについて仁川上陸作戦のところで"Had Napoleon Bonaparte examined McArthur's career up to the eve of the Korean War, ... he undoubtedly would have concluded that he passed the first and foremost test of a commander: he was lucky."なんて伝記作家の言葉が引用されていたけど、ナポレオンって指揮官と運についてそんな感じのこと言ってたんですかね。それと、このすぐ後にAfter Inchon, that luck finally ran out.って書いて章を終えているのが、なんかうまいなーと思いました。というか、内容そのものだけでなくハルバースタムの文章を楽しめた一冊でした。

















