●第5ターン(11月22ー23日)
陣地帯では前ターン撃退された仏歩兵部隊が再び陣地帯上部を攻撃。だが独軍歩兵がまたも奮戦、兵質Cだが1コラムシフトを得る一方、兵質Aのユニットを含む仏軍はコラムシフトなし、さらに攻撃のサイの目が振るわず、今回も攻撃は撃退された。だが陣地帯下部では使えるだけの支援砲撃をたたき込み、同一師団効果や諸兵科連合効果なども駆使して敵を駆逐していく。守備隊ユニットは退却できないため、強制退却の結果がでる壊滅してしまうのが独軍には痛い。
一方マップ右上方のMulhouse前面では、増援として現れた独軍2個歩兵師団に機甲師団のスピアヘッドが抑えられている状態。だが機甲部隊の敵ZOC浸透能力を活かして歩兵1個師団を包囲する。さらにマップ中央から機甲部隊に追いついた歩兵師団も投入、機甲と歩兵計3個師団で独軍歩兵師団を攻撃。独軍も支援砲撃で懸命に防御するが、機甲師団の同一師団効果と諸兵科連合効果が効いて戦力比は7:1に。独軍はたまらず損害を被って3へクス退却、仏3個師団が大きく戦闘後前進する。その結果、陣地地帯からマップ中央にかけてのドイツ軍主力が大きく包囲される危険性が出てきた。
「ぐははは、仏軍が本気になったら歩兵師団ぐらいで抑えられるはずがなかろうが!」と調子に乗る仏軍プレイヤーである。
ちなみに史実でも仏機甲部隊がMulhouse近くまで突出している。ドイツ軍は必死の防御をするのだが、ヒストリカルノートによると「アルンヘムの英第一空挺師団と同じ目にあわせてやる」なんて書いたビラまで撒いたらしい。モンティも自分の失敗がこんな形で利用されるなんて思っていなかったんじゃないかなあ。あと、M3A3がパンツァーシュレックによって炎上した、みたいなドイツ軍の抵抗の激しさを感じさせる描写もちょくちょくあってヒストリカルノート読んでいると気分が上がります。M3A3ってM3ブラッドリーだよね、あんまり知らないけど。
強力な攻撃を繰り広げる仏軍に対し、ドイツ軍は兵力をかき集めて敵主力3個師団を包囲する。戦闘力1と弱小ではあるものの敵機甲部隊のZOC浸透能力を抑えられる偵察大隊2個を巧妙に配置、仏機甲師団の動きを封じ込めた。そして増援として登場した第106装甲旅団が第30SS武装擲弾兵師団の1個連隊の支援の下、弱小兵力しか配置していなかった敵主力側面を攻撃、戦闘後前進で包囲網をさらに強化した。
この第106装甲旅団、2ユニットしかなく戦闘力も2と一見貧弱だが、兵質はAであるうえ仏機甲師団同様に同一師団効果で2シフト有利に、さらに歩兵と共同で攻撃すれば諸兵科連合効果も得られるため、3シフトや4シフトとなって結構強力な攻撃ができる。そのうえ、同装甲旅団の戦車大隊は対装甲効果も持つため、敵機甲ユニットとの戦闘ではさらに1シフト有利になるという優れもの。ちなみにユニットのイラストはおそらくパンターである。あ、でも戦車詳しくないんで間違っていたらごめんなさい。
●第6ターン(11月24ー25日)
このゲームでは自軍ターンの最初に補給を確認する。包囲された3個師団は孤立状態(Isolé)となり攻撃力が半減した。
「ふん! 包囲されることなど想定内。雑多な部隊の寄せ集めの独軍包囲網など食い破ってやる」
先述のように独軍は偵察大隊を配置しており、通常であれば偵察大隊も歩兵と一緒だと諸兵科連合効果を得られるのだが、敵に機甲ユニットがいるとその効果は得られない。まあ、偵察大隊ってそんなに強力じゃない装甲車両だろうから、戦車相手だと歯が立たないってことですかね。逆に仏軍第1機甲師団は諸兵科連合効果と同一師団効果で計3コラムシフト、さらに支援砲撃で戦闘比を5コラム上げて敵を蹴散らした。
そして他の2個師団も敵の包囲網の一角を集中攻撃。戦闘力半減状態とはいえ総計17戦闘力となり、機甲師団の同一師団効果と諸兵科連合効果も加えて6:1にまでもっていく。だが兵質チェックで痛恨の1が出て、マイナス2コラムシフト。ここの2個師団は戦闘力は高いものの、すべて兵質Cなので兵質チェックでは6分の1の確率でこのようなことが起こるのである。結果、敵を1へクス後退させるにとどまり包囲網を破るには至らなかった。
かたや、マップ左方の要塞地帯では順調に掃蕩が進む。この調子だと最終ターンまでにはこの地帯のすべての得点源へクスは占領できるだろう。
つづく
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