2025年2月27日木曜日

紙の王冠なぞ被るか! The Battle of Wakefield (C3i Nr31) AAR part4

  ランカスター軍は左翼(マップ右方)のサマセットがなんとか態勢を立て直そうとするも、右翼のパーシーが続かず。ヨーク軍はトマス・ネヴィルが正面のサマセットの部隊を攻撃。ヨーク軍がさらに追い打ちをかけようとしたところで、ランカスター軍がたまらずSeizureカウンターを使用する。敵を波に乗らせてはいけない。ここで流れを切らなくては。60%の確率だったが継続奪取に成功。サマセットがトマス・ネヴィルに反撃する。

 だがまたもパーシーが続かない。自由活性を得たヨーク軍は、ヨーク公が自ら動く。配下のネヴィル一族だけに戦わせたまま高みの見物をするヨーク公ではないわ! 正面のパーシーの部隊に猛攻、損害を与えていった。

 よし、ソールズベリーよ、ヨーク公に続け。敵に息つく暇を与えずに畳みかけるのだ! だが継続活性に失敗。おいおい、活性化値5が泣くぞ。

 自由活性を得たランカスター軍は援軍登場チェックを行う。このゲームではランカスター軍の増援は同軍の自由活性のたびに10面体サイコロを振って登場するかを決める。登場に失敗するごとに次から+1DRMされるため、時間がたつほど登場する可能性が高まるのだ。サイの目にDRMをプラスして12以上だとマップ左端下方からウィルトシャー伯ジェームズ・バトラーの部隊が、そして14以上だとマップ右端からジョン・クリフォード卿の部隊が登場する。今回はDRM+4。そしてサイの目は……9! 待ちに待った援軍が来たぞ! 増援の到着に士気が上がったか、ランカスター軍は自由活性終了時の敗北チェックにも耐えた。

 敵が背後から現れただと! だが眼前のランカスター軍はあと少しで士気崩壊する。やるかやられるかだ。このまま攻撃を続けて先に敵を倒すのみ。ヨーク公が陣頭に立って熾烈な攻撃を加え、全軍の士気を鼓舞する。次々と敗走していくパーシーの兵たち。ランカスター軍の敗走ポイントは14に上ったものの、ギリギリのところでランカスター軍は敗北チェックに耐えた。だがすかさずヨーク軍中央のソールズベリー伯がヨーク公に続く。マップ上端に追いつめたランカスター軍をさらに押し込んでいった。

 ランカスター軍は増援として現れたウィルトシャー伯を急進させる。サマセットたちが持ちこたえている間にヨーク軍を背後から襲うのだ。今回もランカスター軍は敗北チェックをしのいだが、激戦に疲弊したかサマセットが継続活性に失敗し続かない。

 背後の敵にかまうな、パーシーとサマセットにとどめをさせ、とヨーク公が猛攻。重装騎兵2ユニットの集中攻撃ですでに混乱状態だったパーシーの歩兵を蹴散らす。そのまま勢いに乗ってヨーク公が敵軍旗に迫り、敗走状態の歩兵を壊滅させた。まだまだ終わらんよ、狙うはパーシーの首!と、混乱状態の歩兵とともにいるパーシーを歩兵2ユニットで攻撃。だがパーシーの兵は斜面の上に位置するという地形にも助けられ、ヨーク軍の攻撃に耐えた。ランカスター軍の敗走ポイントはすでに15。だがまたも敗北チェックに耐える。ランカスター軍の悪運もそろそろ尽きるはず、ソールズベリー伯よ、とどめをさせ、と思いきや、伯は動かず。どうした?!

 ヨーク軍の連携が乱れているを見て、ランカスター軍増援のウィルトシャー伯がソールズベリー伯の後方からチャージ!+3DRMでネヴィルは混乱、継続攻撃でネヴィルのMM壊滅、ネヴィル戦死! さらにヨーク公の長弓兵を後方と側面からInf2ユニットが攻撃、損害を与える。おし、罠にかかったヨーク軍をこのまま挟撃だ!

 だがランカスター軍の粘りもここまでだった。敗北チェックのサイの目は5。積み重なる損害に耐えきれず、ランカスター軍は士気崩壊、背後から襲われながらも勝ちを収めたのはヨーク軍となった。

 こうしてヨーク公リチャードが護国卿として覇権を握る状態が続くことになる。でも、あれ? リチャードのイケメンの息子、マーチ伯がエドワード4世として王位に就くのはかなり先になるってことですかね。


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