●第3ターン (11:00) つづき
―連合軍ターン
オイゲンもクライストも2へクス退却の影響で移動ができない。後方から前進してきた隊で何とか防御ラインを構築する。反撃に移れないのは痛いが、やっと前線に到達したこれらのユニットは兵質がAのものが多く、フランス軍も一方的に攻撃はできないだろう。
オイゲンやクライストが移動できず、後方からの部隊も1へクスしか移動できないため連合軍はずらっとユニットを並べる形になった。1へクス置きにハイスタックで守るのに比べると不利、と思いきや、このゲームでは攻撃を受けたユニットに隣接する友軍ユニットは、攻撃されていなければ防御支援として-1DRMを与えることができる。つまり攻撃側としては不利な修正を受けつつ攻撃を集中するか、それとも並んでいる敵をすべて攻撃するか選ばないといけなくなるのだ。
●第4ターン (12:00)
―フランス軍ターン
このターンからOudinotとMortierの若年親衛隊、それにNansoutyの親衛騎兵の行動制限が解除される。左翼(マップ右方)は次のターンに増援のマクドナルドが登場するので捨て置いて、親衛隊は中央部をひたすら前進した。
敵もこのターンからマップ左方の部隊の行動制限が解除される。フランス軍としてはこのターンにできるだけ叩いておきたい。中央のLauristonのスタックは、連合軍を猛追しているヴィクトールに追いつき敵Gortchakovにとどめを刺そうとするも、そうはさせるかと連合軍が作戦チットのコサック(Cossaques)を使用して移動を妨害する。コサックを使用された仏軍ユニットは、移動が1へクスに制限されるか、敵ZoCへの侵入が不可となる。1812年のロシア遠征でフランス軍は多くの馬匹を失い、1813年戦役ではロシア軍の軽騎兵やコサックがかなり優勢になり仏軍の移動や連絡を妨害したってどこかで読んだ記憶があるけれども、このゲームでもコサックチットは仏軍にとってかなり鬱陶しい存在である。
コサックの妨害を受けたLauristonは右翼(マップ左方)に転進、この方面の防御ラインを形成する。入れ替わりでヴィクトールが中央部に進み連合軍を圧迫する。そしてやっと前線にたどり着いた仏軍中央のオージュローが小川越しにKlenauを攻撃。親衛隊と砲兵の支援を受け、敵を2へクス後退させる。これで次の連合軍ターンにKlenauは動けなくなった。
―連合軍ターン
士気があと一つ下がると3になって攻防ともに不利なDRMが課されてしまう連合軍。
「ふふん、連合軍が崩壊寸前だと思ったか? ライプツィヒの戦いはここWachauだけでやっているわけではないのだよ」
と出したチットは、Blücher attaque!(ブルッヒャーの攻撃!)。これは前進元帥ブリュッヒャー率いるシュレージエン軍がライプツィヒの戦域に到着したことを表しており、12:00のターン以降に使用可能となる。このチットの効果で連合軍の士気は2上昇。友軍の攻撃ってみんな鼓舞されるよね。さらに、このゲームでは仏軍の作戦チット次第ではSouham率いる2ユニットがフランス軍に増援として現れるのだが、それも阻止されることになった。
連合軍はマップ左方のAuenchain村の奪還を目指す。村はポニャトフスキーが防御を固めているが、その右方はLatour-Maubourgが率いる騎兵1ユニットのみ。今ターンから自由に行動できるようになったGolitzinが兵質Aの露近衛騎兵2ユニットとともにその仏軍防御ラインの弱点を強襲する。たまらず仏騎兵は壊滅、フランス軍の戦線に穴が開いてしまった。
「ふふん、連合軍の反撃はこれだけだと思ったか? 連合軍にはロシア軍近衛兵の豊富な予備があるのだよ」
「その言い方、むかつく」
同じく行動制限解除となったConstantinが、露近衛兵を含む兵質Aの精鋭歩兵3ユニットでLauristonの歩兵1ユニットを攻撃する。仏歩兵はあえなく壊滅。フランス軍は相次ぐ損害で士気が6まで低下した。連合軍の士気は5なので両軍同レベルといっていい状況である。
マップ左方で強烈な攻撃を仕掛ける一方、連合軍はマップ右方に騎兵スクリーンを張る。次ターン、マップ右上から敵にマクドナルドの増援が登場するのだ。このゲームでは増援は登場ターンは移動力が2倍となる。ただしその場合、敵ユニットから3へクス以内には入れないため、連合軍は騎兵2ユニットを使って極力マクドナルドの前進の妨害を図ったのだ。
(つづく)




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