2026年9月3日木曜日

共和国軍の攻勢から反乱軍の反撃、そして機動戦から消耗戦へ Brunete 1937 (Alea43) AAR part2

 ●第2ターン

  反乱軍には砲兵支援マーカーと航空支援マーカーがそれぞれ1つ増援として登場。初期配置の砲兵マーカー1と併せて3個に増えたが、やっと共和国軍の半分である。 

 前ターンに紫へクスQuijorna(マップ左方中央)を占領した共和国軍は、主攻勢軸を南東方向(マップ右下)へと変え、全力で南下する。黄色ヘクスのSevilla la Nueva(マップ下端中央)の前面まで迫り、第15師団が戦車、それに航空支援も投入して敵を後退させた。共和国軍の戦車ユニットは攻撃の際1シフト有利にできるので、攻撃の際には欠かせない(ただし1つの戦闘に対し使用できる戦車ユニットは1つのみ)。ヒストリカルノートによると、ブルネテの戦いには多数の戦車が投入された。2年後に起こる第二次世界大戦よりも第一次世界大戦に近い形で運用されていたものの、両軍とも、この戦いまでの数か月間で砲兵や航空戦力との協調など戦術面を発展させていたそうだ。WWIからWWIIへの過渡期って感じだったのかな。

 さらに上記攻撃の東方(マップ右方)では第11師団の歩兵2ユニットが攻撃。戦力比は2:1にしかならないところ、戦車、それに航空支援マーカーを最大の3個叩き込む。守る反乱軍は精鋭部隊で、そのボーナスを利用してなんとか5:1まで比を落とした。このゲームではユニットは標準部隊と精鋭部隊に分かれ(精鋭部隊にはユニット右上にマークがついている)、戦闘に参加している自軍ステップの半数以上が精鋭であれば、1シフト有利にできるのだ(ただし損害が発生した場合は精鋭ユニットに優先的に適用される)。だが精鋭部隊の奮戦もむなしく、共和国軍のサイの目は6。反乱軍は損害を被って退却した。

 マップ中央Brunete方面に夜間浸透していた第11師団の主力は東方(マップ右方)に突進、渡河点を守っていた反乱軍を4ユニットで包囲する。この周辺は河川が流れているうえに森林地帯が広がっているため機動が阻害されると思いきや、このゲームでは歩兵でも8移動力を持つのだ。反乱軍は精鋭ボーマスを活用し、なけなしの砲兵・航空支援を投入して必死の抵抗を試みるも、共和国軍の圧倒的な兵力に加えて戦車や砲兵・航空支援、それに4ヘクスからの攻撃による1シフトが加わった攻撃にはなすすべもなく、退却。敵ZOCへの退却のためステップロスを被った。

 なお、共和国軍、反乱軍ともにほとんどのユニットが歩兵。それらが移動力8もあるということは攻撃側が柔軟かつ大幅に攻勢地点を変更できる一方、防御側も機動的な対応が可能になっている。共和国軍は南東方面に全力で前進していったが、目標へクスがこちら方面にあるというだけでなく、敵を東西に分断して柔軟な兵力の運用をさせないという意図もあったらしい。

 北東方面(マップ右上)では、河川沿いの守備隊を掃討。この方面には反乱軍が初期配置で3ユニットいるのだが、特別ルールで共和国軍が4へクス以内に近づかない限り移動できない。共和国軍としては敵を刺激せずに攻撃態勢を整えたわけである。

 紫へクスVillanueva de la Cañnada(マップ中央上寄り)では、前ターンに包囲して補給切れにしていた反乱軍ユニットを壊滅させる。なお、このゲームは全移動力を使ってZOCtoZOCの移動が可能である。さらに補給判定は自軍ターンの最後なので、第1ターンに反乱軍はここのユニットを移動させ包囲下から脱出させることもできたのだが、正直なところZOCtoZOCの移動が可能ということを忘れていたらしい。だがそうやって包囲を脱して補給下にしても、再び包囲され増援や戦車ユニットも投入されれば5:1の攻撃を食らうことになるので、少し足止めができたぐらいの違いしかなかったと思われる。


 共和国軍の攻勢に押され続けている反乱軍だが、東方(マップ右方)から第11師団の5ユニットが登場。この方面でもなんとか戦線を張る。またマップ下方や左方からも計3ユニットの増援が駆け付け、薄い防御ラインが強化された。



 このターン、共和国軍が4つの紫へクスを占領したため、サイコロを振って黄色の4ヘクスのうちどれが目標となるかを決める。マップ右上のLas Rozas、もしくはマップ中央下のSevilla la Nuevaになる可能性はそれぞれ6分の1。一方、河川・森林地帯を越えたところにあるマップ右端中央のBoadilla del Monteと右下のVillaviciosa de Odónはそれぞれ3分の1だ。どの目標へクスに決まったかはゲーム終了時まで反乱軍には秘匿されるため、防御側としては敵の攻勢意図が不確かなまま守る必要がある。


つづく

共和国軍の攻勢から反乱軍の反撃、そして機動戦から消耗戦へ Brunete 1937 (Alea43) AAR part2

 ●第2ターン   反乱軍には砲兵支援マーカーと航空支援マーカーがそれぞれ1つ増援として登場。初期配置の砲兵マーカー1と併せて3個に増えたが、やっと共和国軍の半分である。   前ターンに紫へクスQuijorna(マップ左方中央)を占領した共和国軍は、主攻勢軸を南東方向(マップ右下...