●第5ターン
最終ターンである。先に動いたのはロシア軍だった。前ターン最後に墓地の攻撃に成功した左翼(マップ下方)のDokhtourovが、今度は教会を守るBruyèresの騎兵を側面から攻撃。仏軍を撃退し、教会の占領に成功する。これでさらにプラス4勝利得点である。さらに露軍右翼のEssenがアイラウ村の奪還を目指したものの、Dorsenneの砲兵が奮戦、至近距離からの砲撃によってロシア軍歩兵の攻撃は退けられた。
ここで引かれた活性化チットは、親衛擲弾兵第I連隊第I大隊を擁する仏軍Dorsenne。
「来た! 射撃をやめよ、擲弾兵たちよ。親衛隊は銃剣だけで戦うのだ!!」
以前のブログにも書いたけど、このアイラウの戦いで親衛隊が反撃をするとき、Dorsenneが<<Halte au feu grenadiers, et l'arme au bras, la Vieille Garde ne se bat qu'à la baïonnette!>>(射撃をやめよ、擲弾兵たちよ、そして武器を構えよ。老親衛隊は銃剣だけで戦うのだ!)と言ったそうである。親衛隊で攻撃するときはこのセリフ、言いたくなるよね。
Dorsenneの言葉に親衛隊は奮起。先ほど教会を占領した露歩兵を蹴散らした。
さらにDorsenneの活性化チットが引かれ、親衛隊は敵2ユニットを攻撃する。ロシア軍は親衛隊の銃剣突撃を支えきれず、両ユニットとも混乱状態になって後退。親衛隊は戦闘後前進で墓地も奪還する。親衛隊、つえええ。親衛隊に負けじと、アイラウ村の仏砲兵は先ほど混乱状態にしたEssenの歩兵にさらに砲撃を加え、敗走させた。
「ふん、親衛隊が調子に乗っていると防御が手薄になるのを忘れたようだな」
とロシア軍のEssenが空になっている教会を再度占領しようとする。だが非命令下の同部隊はイニシアティブチェックに失敗。激戦で疲弊したか、この好機に動くことができない。ならば左翼(マップ下方)のDokhtourovだ。この部隊も損害が激しいが、最後の力を振り絞って墓地の仏騎兵を攻撃。DRM+1で50%の確率で成功である。だが、これまであまりいいところのなかったBruyèresがここで意地を見せ、ロシア軍の攻撃を撃退した。
力尽きたロシア軍に仏親衛騎兵が襲いかかる。敗走している歩兵が騎兵の餌食となって次々と壊滅していった。
こうしてゲーム終了。両軍の勝利得点を比較し、敵よりも7点以上多い側が勝利である。ロシア軍は仏軍4ユニットを壊滅、さらにLarreyを捕虜にして、合計10点。フランス軍はロシア軍の歩兵2ユニット壊滅、擲弾(Grenade)マークがついているユニットを3ユニット壊滅で、計13点。戦いは引き分けとなった。
いやー、面白かった。戦いは教会と墓地の周辺に限定されてしまったけど、取ったり取られたりで両プレイヤーとも楽しめました。両軍もかなり対照的だし。ロシア軍は数は多いが脆いユニットも多く、一方でフランス軍は騎兵と砲兵も擁しているけれど、使える歩兵は実質的に親衛隊1ユニットのみ。騎兵は士気は高いものの戦闘力が低く、突撃ではなく通常の攻撃では-2DRMとなるため狭い戦場で接敵されると反撃しづらい。さらには脆弱な負傷兵、それに移動不可で敵に取られたら勝利得点を献上してしまうLarreyマーカーなど、ちょっとした味付けが楽しい。
それに、ナポレオンが皇帝となってから初めて親衛隊の歩兵部隊が投入された戦いだしね。あと、なんと言ってもナポレオンの危機を親衛隊が反撃して救う、というシチュエーションに燃えます。Jours de Gloireシリーズをプレイしたことがある人だったらすぐにできるはず。そもそもJdGシリーズのルールは比較的簡単なので、誰かプレイしませんかね。ミニミニゲームだし。感想を聞いてみたいなあ。